髪をかき上げたときに少し変なにおいがする…それは頭皮が原因かもしれません。頭皮環境は髪を生やすためには非常に重要なものです。
では、なぜにおいがすると頭皮が原因になるのか、さらに原因から改善方法までまとめてみました。
1.髪からにおいがする3つの原因
1-1.皮脂の過剰分泌、酸化が原因
これは頭皮の問題で、頭皮に皮脂が分泌され過ぎている場合です。皮脂が過剰に分泌されてしまうと、それが溜まって酸化していってしまいます。この時ににおいを発してしまうことでにおいの原因になります。
また、この原因の人の髪はべたついていることも特徴です。皮脂が分泌されているわけですから、なんとなくベタベタする、脂っぽいなど思い当たることがあれば皮脂の過剰分泌が原因と考えられます。
1-2.自然乾燥させている
髪を自然乾燥させているとにおいの原因になります。
これは髪が乾いていく間に細菌が繁殖してしまうことがあるからです。菌が繁殖してしまうと少しですが、カビが発生することがあります。これもにおいの原因になってしまいます。
頭皮には常在菌という菌がいますが、細菌が多く発生すると常在菌も過剰に繁殖し、働いてしまいます。こうなると頭皮環境が悪くなりにおいがしたり、薄毛につながったりとトラブルが起きてしまいます。
自然乾燥がにおいの原因になることを防ぐためにも、薄毛を防ぐためにも正しい乾かし方で乾かすようにしましょう。
1-3.髪が傷んでいる
髪がダメージを多く負っているとにおいがつきやすくなってしまいます。
ダメージを負って傷んでいる髪の毛はキューティクルが剥がれかけている状態です。キューティクルが剥がれかけ、開いているとにおいを吸収しやすくなってしまいます。たばこや、食事の際の煙やにおいに限らず、いろいろなものから吸ってしまうとにおいを感じるようになります。
髪が傷む原因はたくさんありますが、いま生えている髪のダメージケアはもちろんですが、次に生えてくる髪、ヘアサイクルを乱さないためにもいろいろなことに気を遣っていくようにする必要があります。
2.頭皮が原因の改善方法
においの原因は3つに分けて紹介しましたが、改善方法は頭皮の皮脂の過剰分泌、脂っぽいにおいがする改善方法にしぼって紹介します。他の原因の方はぜひ、他の記事を参考にしてみてください。
2-1.シャンプーが原因
頭皮の皮脂が過剰分泌してしまう原因はほとんどがシャンプーです。
いま使っているシャンプーは安価に手に入る市販のものではありませんか?市販のものは”高級アルコール系シャンプー”と呼ばれ、刺激、洗浄力が強いのが特徴です。刺激が強いと頭皮のトラブルを招いてしまいますし、洗浄力が強いと皮脂をとりすぎてしまいます。
皮脂は人間にとってなくてはならないもので、皮脂があることによって頭皮の保湿、紫外線やほこりなどの外からの刺激から守られています。そのため皮脂をとりすぎてしまうと、その分補おうとしてしまい過剰分泌につながってしまうのです。
皮脂をとりすぎないように、頭皮に優しいシャンプーを使うようにしましょう。具体的には”アミノ酸シャンプー”です。アミノ酸シャンプーであれば頭皮を清潔に保ち、保湿成分が配合されていれば保湿効果もあります。頭皮の乾燥を防ぐことができ、薄毛を防ぐこともできるのです。
2-2.1日に2回以上シャンプー、朝シャンの習慣がある
1日に2回以上シャンプーをする、朝にシャンプーをする習慣は皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
頭皮の健康を守るためには皮脂は必要なものです。しかし、必要以上に多かったり少なかったりしてしまうと問題です。1日に2日以上シャンプーをしてしまうと、これも皮脂を必要以上に取り除いてしまうため、逆に過剰分泌を招いてしまいます。
また、朝シャンを習慣にしていると日中に必要な分の皮脂が取り除かれてしまい、さらに皮脂を分泌させてしまいます。寝ている間に分泌された量がちょうどいいぐらいの量ですので、できる限り夜のみにするようにしましょう。
さらに夜に入らず、朝に入るようにしてしまうと夜寝ている最中に”日中についた汚れをエサにする細菌”が繁殖しやすくなってしまいます。そうなるともちろんにおいの原因にもなり、頭皮環境を悪くしてしまう原因にもなってしまいます。その日の汚れはその日のうちに落とすようにしましょう。
2-3.脂質の取り過ぎ、食生活の乱れ
脂質の取り過ぎはもちろん皮脂の過剰分泌を招きます。
食生活を整えることによって、頭皮のみならず身体の健康のためにもなります。自分の食生活は整っているのか確認して、偏っているならば改善していくようにしましょう。
【まとめ】
においの原因と改善方法についてまとめてみました。
においの原因のほとんどは皮脂の過剰分泌です。皮脂を過剰に分泌させないためには、”皮脂をとりすぎないこと”、”頭皮、髪を清潔に保つこと”、”食生活を整えること”が重要です。ひどくなってしまうと薄毛にもつながってしまうため、早めに対策するようにしましょう。
ぜひ他の記事も参考にして、ケアに役立てていってください!