女性特有の脱毛症”産後脱毛症”。ひどくなってしまうと一部分だけ完全に抜け落ちてしまうこともあります。
産後脱毛症はどの女性でも起こることで、ハッキリいってしまうとほとんどの場合放置することで良くなります。しかし髪が抜けている以上は、薄毛につながるという不安は出てきてしまいますよね。
そこでこの記事では産後脱毛症が起こる原因から、早く治すために大切なことについてもまとめてみました。
1.産後脱毛症
1-1.女性ホルモンが急激に減る
女性は妊娠すると妊娠していないときに比べると女性ホルモンが約10倍多く分泌されます。そして妊娠中は髪や肌もかなりきれいな状態になります。これは女性ホルモンの作用が働いているからです。
しかし、出産が終わると多く分泌されていた反動のように2,3日で一気に減り始めます。この時に女性ホルモンは妊娠していないときよりも減ってしまいます。その結果ホルモンバランスが乱れ、抜け毛、薄毛につながります。
通常、産後脱毛症は6週間から8週間ほどでなくなると言われています。そこから、また元通りになるのは長くて1年ほど時間がかかります。できるだけ気にしないようにし、髪の毛のことでストレスにしないようにしましょう。
2.ひどい場合
産後脱毛症がひどいとこめかみ付近から一本もなくなるまで抜けることもあります。円形脱毛症にもつながってしまうこともあるので、ひどければ産婦人科にかかるようにしましょう。
なぜこのようなことが起こってしまうかというと
- 気にしすぎてストレスを感じている
- 育児でのストレス
- 不規則な生活でのストレス
- 栄養不足
- 骨盤のゆがみからの血行不良
特にストレスが主です。女性はストレスを強く感じてしまうと、自律神経が乱れてしまい、女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなってしまうのです。こうなってしまうと悪い方向にしか進みません。
そして髪に必要な栄養素が足りていないと、やはり髪は生えてくることができません。栄養不足はホルモンバランスの乱れにもつながってしまうため、脱毛症を進行させてしまうのです。
スポンサーリンク3.早く治す方法
早く治すには女性ホルモンの量を増やす、ホルモンバランスを整えなければなりません。そして髪の成長に良い生活を送っていくようにすることが大切です。
3-1.女性ホルモンを増やす
女性ホルモンを増やす方法は
- 体を温める
- 恋をする
- 骨盤周りのストレッチ
- サプリ
体を冷やさないように、常に温めておいてあげること。恋をするのはなかなか難しいとは思いますが、骨盤周りのストレッチはすぐにできるかと思います。そして、やはり一番効果的なのはサプリを摂ることです。
女性ホルモンを増やすサプリは”プラセンタ”が効果的です。プラセンタは馬、ブタの骨盤から栄養を抽出したものです。栄養価も高く、簡単に女性ホルモンを増やすこともできるのです。
3-2.ストレス解消
前述した通り、ストレスは自律神経を乱してしまいます。女性ホルモンは自律神経からの命令によって分泌されるため、自律神経の乱れは女性ホルモンが減ってしまう原因なのです。
さらにストレスは血行不良も招いてしまうため、髪に栄養が運ばれにくくなってしまいます。急に生活環境が変わってしまうため、ストレスは避けることができないかと思います。
育児の関係もあり、ストレス解消する方法は限られてくるかと思います。子育ての集まりに行って愚痴を言い合ってみたり、託児所のあるジムに通ったりするなど、少しでもストレスを解消できるようにしましょう。
3-3.規則正しい生活
不規則な生活も自律神経を乱してしまい、ホルモンバランスの乱れにつながります。さらにエネルギー代謝を悪くしてしまいます。エネルギー代謝が悪いと、効率よく栄養を使うことができなくなるため、髪に必要な栄養素がたりなくなってしまうのです。
赤ちゃんである以上、夜泣きをしたりしてなかなか規則正しい生活を送るのは難しいかと思います。どうにか工夫して、生活リズムを作れるようにするようにしましょう。
3-4.栄養をしっかり摂る
髪は成長するために最低限
- タンパク質
- ビタミンB2、B6
- 亜鉛
これらの栄養素が必要です。ストレスを感じてしまうと亜鉛が消費されてしまうため、亜鉛不足になりやすく、髪が成長できなくなってしまうことがあります。これらの栄養素は常に切らさないように意識して摂取するようにしましょう。
そして、髪が生えるためにはまず身体が健康でないといけません。髪は人間にとって必ずしも必要なものではないため、栄養が運ばれるのが後回しになってしまうのです。髪に栄養を届けてあげるためにも身体が不調を起こさないように、栄養をしっかり補給してあげましょう。
3-5.血行促進
出産後は骨盤がゆがんでいることが多いので、そこから先の血行が悪くなってしまうことがあります。
髪は頭皮を通る毛細血管から栄養をうけとることで成長することができます。そのため血行不良になってしまうと、頭皮を通る血液の量が減ってしまい、髪の栄養不足になってしまうことがあります。
血行は一部分だけ良くしてもあまり改善されません。例えば頭皮の血行だけ良くしても、肩こりがあれば血行不良である状態はあまり変わらないのです。骨盤にゆがみがあれば、肩こりの原因にもなるため、少しずつ矯正していくようにすることがおススメです。
そしてそのうえで全身マッサージや頭皮のマッサージをおこなっていきましょう。そうすることで髪にしっかり栄養が運ばれるようになります。
【まとめ】
産後脱毛症について、さらに早く治す方法についてもまとめてみました。
産後脱毛症は誰にでもあることです。軽度であれば2ヶ月もあれば治る症状です。ストレス管理をしつつ、ホルモンを増やしていくようにしましょう。しかしあまりにもひどい場合は皮膚科や産婦人科にかかることがおススメです。
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